日常生活の中で肘の外側が痛い、もしくは嫌な感じ・違和感がある方は
テニス肘の可能性があります。
テニスなんてやってないのにテニス肘?
そう思われる方もいらっしゃるかも知れません。
早速説明していきましょう。
テニス肘(正式名:上腕骨外側上顆炎)
テニス選手に多くみられる疾患ですが、テニス以外のスポーツ(野球やゴルフ)や家事などをきっかけに発症することもあります。
明確な原因は分かっていませんが、主に手首を反らす、腕を外にひねる筋肉に負担がかかることで骨膜や腱が炎症を起こしているとされています。
日常生活動作としては
・雑巾絞り
・重い荷物を持つ
・フライパンを振る
・キーボードを打つ
などの動作を繰り返すことで発症しやすいです。
症状としては肘外側の痛み、握力の低下がみられます。
手の甲を上に向けて肘を伸ばしたまま、ある程度の重さがあるものを持った時に痛みが出たらテニス肘の可能性が高いです。
テニス肘というものが何となく理解できましたか?
では自分でできることはあるのでしょうか?
もちろんあります!
ここからはテニス肘になってしまった場合の対策と
ならないための予防についてお話していきましょう。
・痛みが出てきてしまったらどうすればいいの?
もし肘外側に痛みが出てきてしまったら、まずは安静にして冷やしましょう。
痛みが出てしまう原因のほとんどが使いすぎ、繰り返しの負荷によるものです。
その部位にかかる負担が減れば痛みも落ち着いてくるでしょう。また肘の炎症でもありますので冷やすことで炎症を抑えることができます。
ある程度症状が落ち着いてきたらストレッチをしましょう。
原因になっているであろう筋肉を伸ばします。
- 痛い方の腕を肘は伸ばし、手のひらを下に向けた状態で肩の高さまであげます。
- 反対の手で痛い方の手の甲を手首がしっかり曲がるまで押さえつけます。
- 腕の一部の筋肉がじんわり伸びてくると思うので、そこで15秒キープしましょう。
この動作を1日3〜4セットやってみてください。
しかしどうしても日常生活やお仕事で負担をかけてしまうときもあると思います。
そんな時はサポーターやテーピングを使うのも一つの方法です。軽めのものからがっつりしたものまでいろいろあるので自分に合ったものを探してみてください。
・痛みが出ないようにするには?
やれることは痛みが出たときとあまり変わりません。
腕を使い過ぎない
こまめにストレッチをする
シンプルですがこれが一番大切です。
それから身体の歪みから痛みの出やすい使い方をしている可能性もあります。当院はそういった身体の歪み、クセ、使い方を治す姿勢矯正専門の整骨院です。
肘の痛みだけでなくどこか身体の調子が悪いときは当院に来てみてください。