まさかそんなところにも影響が!?ほっとくと怖い捻挫の治療
「足首をひねっただけだから…」「痛みも引いたしもう大丈夫」そんなふうに、捻挫を軽く見ていませんか?実は、放置した捻挫が体全体に悪影響を及ぼすケースが多くあるのです。骨格のバランスが崩れたり、慢性的な痛みや姿勢の歪みにつながることも。本記事では、捻挫の意外な影響や正しい治療の重要性、整骨院での施術の効果とセルフケアのポイントについて解説します。読むことで、捻挫を早く、正しく、そして根本から治すための知識が手に入ります。
1. 「ただの捻挫」が思わぬ不調を招く?

捻挫とは、関節を構成する靭帯や筋肉、関節包が急激に引き伸ばされ、損傷するケガです。特に足首の捻挫は日常生活で非常に多く見られ、階段の踏み外しやスポーツ中の着地のミスなどでよく起こります。
痛みや腫れが引いたからといって自己判断で放置してしまうと、靭帯が不完全なまま回復し、「関節がゆるい状態」で残ってしまうことがあります。
この状態が続くと、足首をかばって歩くようになり、膝・股関節・腰・背中・首まで体のバランスが崩れていきます。結果として、慢性腰痛や肩こり、姿勢不良、さらには再捻挫のリスクも高まってしまいます。「たかが足首」と思っていたら、全身の不調の原因になっていた…というケースは、整骨院でも非常に多いのです。
2. なぜ整骨院での施術が効果的なのか?
整骨院では、捻挫を「ケガ」としてだけでなく、全身のバランスの乱れとして捉え、根本からの改善を目指します。急性期には、まず患部の炎症を抑えるための冷却・固定を行い、状態に応じてテーピングやサポーターを使用。炎症が落ち着いたら、手技療法や運動療法を用いて、筋肉や関節の動きを回復させていきます。
特に整骨院の強みは、**「動きのクセ」や「姿勢の歪み」**に対しても施術ができる点。たとえば、捻挫によって片足に重心が偏っている場合、骨盤や背骨のズレを整えることで全身のバランスを回復させ、再発を防ぐ効果も期待できます。
また、再発防止のために筋力や柔軟性の向上を目指すトレーニングも指導しており、「その場限り」ではない治療が可能です。
3. 捻挫の回復に向けたセルフケアと日常の注意点
整骨院での施術と合わせて、自宅でのセルフケアも非常に大切です。
-
冷却・温熱の使い分け
急性期(受傷直後~2日程度)は冷やして炎症を抑え、それ以降は温めて血行を促進し回復を早めます。 -
軽いストレッチと筋トレ
痛みが引いてきたら、足首を軽く回す運動や、つま先立ちなどでふくらはぎの筋肉を強化しましょう。 -
正しい歩行と靴選び
かかとがしっかりした靴を選び、重心をかかとから足の前方に移すような歩き方を心がけましょう。 -
不安定な靴やヒールはしばらく避けてください。
また、体全体の歪みを予防するには、「片足重心にならない」「イスに深く腰かける」など、日常の姿勢も見直すことが大切です。
4. 施術を受けるべきタイミングは?
「腫れが引いたから大丈夫」「動けるから平気」と思って放っておくと、後になって膝や腰に影響が出てくることも。以下のような症状がある方は、すぐに整骨院で診てもらいましょう:
-
捻挫後、2週間以上経っても違和感がある
-
同じ足を何度も捻挫している
-
足首をかばって歩いている自覚がある
-
最近、膝や腰に痛みが出始めた
整骨院では、レントゲンでは見えない関節の動きや筋肉の状態を診ながら施術を行うので、再発や慢性化の防止にもつながります。
まとめ
「たかが捻挫」と侮ると、足首だけでなく体全体のバランスを崩し、慢性的な痛みや姿勢不良を引き起こすリスクがあります。整骨院では、患部の炎症を抑えるだけでなく、姿勢や動きのクセにまでアプローチして、根本的な改善をサポートします。正しい施術とセルフケアを組み合わせることで、回復を早め、再発も防止できます。少しでも違和感が残っているなら、それは身体からのサインです。早めの受診で、元の快適な生活を取り戻しましょう!